「対人援助」のプロフェッショナルとして共に考え歩みたい
川添 香織さん
所属:高知市大津介良地域包括支援センター(医療法人厚愛会)
役職:管理者
職種:社会福祉士
所属:高知市大津介良地域包括支援センター(医療法人厚愛会)
役職:管理者
職種:社会福祉士
入会のきっかけ
私はもともと養護教諭を目指し、社会人一年目は養護教諭の臨時教員をしていました。しかし、ご縁があり、介護保険制度がまだなかった時代に特別養護老人ホームの生活相談員としてこの世界に入りました。その後、社会福祉士の資格を知り、通信制大学で受験資格を取得。決してストレートな道ではありませんでしたが、高齢者の在宅生活を支えるケアマネージャーとしての経験を経て、現在の地域包括支援センターに開設当初から関わり、約5年目を迎えます。
入会してよかったこと
この仕事ほど「人の人生、人生観」に関わる仕事はないと感じています。地域包括支援センターは「困ったら最初に相談する窓口」として、介護・医療・保健・福祉など幅広い相談が寄せられます。社会福祉士として、介護保険の相談、成年後見制度や虐待の問題、経済的困窮、家族がいない方の支援など、社会的に複雑な背景を持つ方々の相談を受ける機会が多いです。
相談業務では、時に拒否や感情的な反発を受けることもありますが、支援を続ける中で少しずつ心を開いてもらい、「あんたの顔を見たらホッとする」と言われることもあります。その瞬間が、この仕事を続けてよかったと感じるやりがいにつながっています。
相談業務では、時に拒否や感情的な反発を受けることもありますが、支援を続ける中で少しずつ心を開いてもらい、「あんたの顔を見たらホッとする」と言われることもあります。その瞬間が、この仕事を続けてよかったと感じるやりがいにつながっています。
メッセージ
社会福祉士は「対人援助」のプロフェッショナルです。しかし、どれだけ努力しても一人ですべての情報や解決策を網羅することはできません。専門職としての知識や経験を活かすことはもちろん大切ですが、相談者ご自身から学ばせていただく姿勢も大切だと感じています。
対話の第一歩として、私は「その人が関心を持っていることに関心を持つ」ことを大切にしています。相談に来てくださる方に対して、最初に伝えるのは「そのお困りごとを解決しますよ」ではなく、「一緒に考えます、よくぞここまでたどり着いてくださいました。ありがとうございます。」という気持ちです。
一人ひとり違う人生があり、困りごとや不安もさまざまですが、一緒に考え、一緒に歩んでいける社会福祉士でありたいと思います。
対話の第一歩として、私は「その人が関心を持っていることに関心を持つ」ことを大切にしています。相談に来てくださる方に対して、最初に伝えるのは「そのお困りごとを解決しますよ」ではなく、「一緒に考えます、よくぞここまでたどり着いてくださいました。ありがとうございます。」という気持ちです。
一人ひとり違う人生があり、困りごとや不安もさまざまですが、一緒に考え、一緒に歩んでいける社会福祉士でありたいと思います。

