高知県社会福祉士会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
私は、令和6年6月に開催された第15回通常総会において、一般社団法人高知県社会福祉士会の会長に再任した久野貴裕と申します。よろしくお願いいたします。

　わたしたちは、高知県内の社会福祉士を会員として構成する職能団体です。社会福祉士の倫理を確立し、専門的技能を研鑽し、社会福祉士の資質と社会的地位向上に努めるとともに、人々の生活と権利の擁護及び社会福祉の増進に寄与することを目的として設立されました。現在は、254名の社会福祉士が会員となり、幅広い分野（高齢、障がい、児童・家庭福祉、行政、社会福祉協議会、医療、教育等）でソーシャルワークを実践する専門職として活躍しています。また最近では、地域を基盤として独立した立場で実践する社会福祉士や司法分野でソーシャルワークを実践する社会福祉士も増えており、時代のニーズに沿った形で活躍の場も広がっています。

　高知県では高知家地域共生社会として、誰も孤立しない支え合いの地域づくりを目指しており、社会福祉士はこの「地域共生社会」の実現に活用されるようにと、改正された社会福祉法に明記されています。誰ひとり取り残されることのない地域共生社会の実現は、社会福祉士が目指すべき地域社会の姿でもあります。様々な分野で実践している社会福祉士が、それぞれの専門性を活かし、この高知家地域共生社会の実現を目指していき、ひいては高知県の社会福祉の増進に寄与できるよう取り組んでまいりたいと思います。

　さいごに、本会は小さな職能団体です。しかしそれゆえに、団結力もあり、顔の見える関係性も構築できています。諸先輩方が築き上げてきた本会を、さらにより良いものに進化させながら、本会の目的達成のために真摯に行動し、成果をあげるため尽力してまいります。今後も、引き続きご理解・ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2025（令和7）年1月
一般社団法人　高知県社会福祉士会
会長　久野　貴裕